アイデアの作り方【前デ定例会レポート ゲスト: 大村卓さん】

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アイデア。それは多くの人が出したくても出ないもの。

僕もその一人。写真やwebサービスや仕事でいつもほしいと思っても手に入らない。

 

そのヒントを少しでもつかもうと、昨日は前田デザイン室の定例会に行きました。今回の定例会のテーマは

「アイデアの作り方」

企業のロゴでノベルティを勝手に作るという企画を続けてらっしゃる大村卓さんと前田デザイン室長の前田さんの対談を聞きに行きました。そこで聞いた話から僕なりのアイデアの作り方をまとめてみました。

 

  1. 習慣化すること
  2. 対象の性質を理解すること
  3. 掛け算をすること

 

習慣化すること

企業のロゴでノベルティを作るときは、ロゴを見たときに「〇〇っぽいな」と思ったときにそれを作ってみるとおっしゃっていました。ぱっと思い浮かんだものがいいアイデアとは限らないともおっしゃっていましたが、お話を聞いているうちに、大村さんの頭の中では

ロゴ -> ノベルティ

という回路が出来上がっているように感じました。いや、違いますね。お話の最後の方でセミの羽を模したうちわのお話をされていて、道端に落ちていた蝉の羽を見て作ったとおっしゃっていたのでロゴに限らないのかもしれません。日常の中で出会った物や出来事からプロダクトを作るという思考回路が常に働いているのでしょう。常にプロダクトにすることが頭の片隅にある。そうすることによってアイデアの総量が膨大なものになっている。そうすることによって優れたアイデアがアウトプットになりえている。そう思いました。

 

対象の性質を理解すること

大村さんの作られたプロダクトの中には素材の形や性質をとてもうまく生かしたものが多くありました。例えばセミの羽のうちわでも、薄くて丈夫な蝉の羽を観察することでプロダクトに生かしていました。そのモノの性質を十分に観察して理解すること。そうすることによって性質をうまく生かしたプロダクトを作っているように思いました。

 

掛け算をすること

大村さんのお話しで何度か出てきてとても印象に残っているのが

「それだと普通」

という言葉でした。大村さんは「普通」なものに対して別のものを掛け合わせることによって「ありそうでなかったもの」を生み出している。ものを作るときはどうすれば普通ではなくなるのか。新しい発見を見る人に与えられるのか。そういうことを考えているとおっしゃっていて、良いアイデアというのは普通と少し違うことなのかもしれないと思いました。

 

この3つのことを僕の生活に落とし込むと

  • 常にwebサービスのことを考える(今日思いついたサービスを日記に足す
  • webの性質はもちろんのこと既存サービスの性質について考える(メリット、訴求、ビジネスモデル
  • すでにあるwebサービスに何をかけ合わせたら面白いかを考える

と言ったところでしょうか。今回の定例会はとても勉強になりました。大村卓さん、本当にありがとうございました。